2023/12/19 00:48

こんにちは、honokのデザイン担当poriです。

今回の記事は、はとさんが主宰する「ぽっぽアドベント2023」の参加記事としてアップさせてもらいます。はとさんありがとうございます!

今回のテーマは「NEW WORLD」。私が2023年になって、やっと!すぐそばの動物園でやっと出会った新たな世界について書きたいと思います。

 

さて、私ことhonokデザイン担当poriこと手芸センターポリスは、大阪のとある町で「つばめ刺しゅう」という刺繍屋さんのオーナーをしております。

わが町には、私が生まれる前から「五月山動物園」という小さな小さな動物園が存在します。どれぐらい小さいかというと、面積は日本で二番目に小さい、4500平方メートル。そして飼育されている動物は主に、ワラビー、羊、ヤギ、アルパカ、フクロウ、ポニー、エミューなど、約13種という規模。

私も小さいころから五月山動物園によく動物を見に行っていましたし、現在4歳と3歳の娘を連れて今もよく遊びに行きます。

そんな五月山動物園でひときわ人気を集めているのがこちらの動物「ウォンバット」。

 

ウォンバットとは

(ぴーすけ。様の許可を得て転載させていただいております。)

これがウォンバットです。みなさん、ウォンバットってご存じですか?私は子供のころからこの町に住んでいたので、ウォンバットという生き物はワラビー程度には認知度のある生き物だとずっと思っていました。と同時に、ウォンバットのこと、申し訳ないんだけど、今までそんなに意識して観察したことがなかったんです。だって子供のころからずっとそこにいたから…。ヤギとか羊みたいに…ずっといたから…。

「どうやらウォンバットってみんなが知っている動物じゃないみたいだぞ」と気づいたのが大学生になってからでした。地元を離れ、滋賀県の某大学に入った私は、仲間内で「ウォンバット」が通じないことに驚きました。どういうこと???

ウォンバットはオーストラリアの固有種であり、「地上のコアラ」とも言われているコアラの親戚です。なのでお腹に赤ちゃんを入れる袋があります。なんと日本に6匹しかいません。オーストラリアがあんまり出したがらないのと、繁殖がめちゃくちゃ難しいことが理由だそうです。園長さんが言ってました。その貴重な6匹のうち4匹が、私が生まれ育った町のちいさな動物園にいたってわけ。そりゃあ地元民以外知らないはずだわ!

 

ようやく気づいた奥深いウォンバットの世界

大学を卒業し、紆余曲折を経て地元に戻り、刺繍屋さんを開業した私は、光栄なことにウォンバットのお仕事に関わることになりました。五月山動物園さんの公式グッズとして、4匹いる各ウォンバットさんたちの似顔絵刺繍を施したTシャツを制作させてもらえることになりました。すごい!

その制作過程で、各ウォンバットさんの特徴を捉える必要があり、膨大な資料(ウォンバットさんたちの写真)を見まくりました。何十年もご近所に住んでいたのに、ウォンバットの顔をまじまじと観察したのは生まれて初めてでした………あれ…?この子右前足だけ白い…可愛い…!あれれ…???この子は鼻の頭にハゲがあるじゃないですか。

そしてその4匹のウォンバットたちの中でも特に心を奪われたのが…

(ぴーすけ。様の許可を得て転載させていただいております。) 

ワインさんです。

 

ワインさんが凄い可愛い

ワインさんの凄いところをちょっとお話ししてもいいですか?何を隠そうワインさん、めちゃくちゃ長生きしてるんです。どれぐらい長生きかっていうと、人間に例えると100歳をゆうに超えるぐらい長生きしてるんです。凄くないですか?「史上最高齢の飼育されたウォンバット」としてギネスに登録されているんです…!そして今も更新中です!凄くないですか?オーストラリアの生き物が、日本のなんの変哲もないこの町にやってきて、めちゃくちゃ長生きしてるんですよ。このぬいぐるみみたいな見た目でものすごいおじいちゃんなんですよ。凄くないですか?凄い!

 

もう一度ぬいぐるみみたいなワインさんを見てください。 

(ぴーすけ。様の許可を得て転載させていただいております。何度もありがとうございます。なぜぴーすけ。様のtweetを転載しているのかというと、私の撮影技術が壊滅的にないからです。)

これとかもう

こちらを見ながら口を少し開けているウォンバットのワインさん

ぬいぐるみか? 

この…おちょぼ口と黒目がちな瞳、揃えたモフモフの前足、大きめの鼻。このままぬいぐるみとして販売されていても違和感のないビジュアル。ちょっと可愛すぎないでしょうか。

この町にウン十年暮らしているのに、どうして気づかなかったの?こんなに身近に全力で推すべきご当地アイドル動物が存在してたってことに。

私が知らなかっただけで、数年前からウォンバット人気はが高まっており、2023年のワインさんギネス更新式典には、日本で二番目に小さい動物園に日本中のウォンバッターが集結してたらしいんです。その日私も娘たちを連れて動物園を通りかかったのですが、パンダぐらい囲まれてたのでビックリしました。こんなに囲まれているウォンバット生まれて初めて見た!ウォンバットたちが何かするたびに歓声が上がるなんて…あ、ウォンバット愛好家のことを「ウォンバッター」と呼ぶそうです。

地元の知人に「ねえ!ウォンバットがめちゃくちゃ可愛いって知ってた!?知らなかったんだけど!?なんで教えてくれなかったの!?!?」と言うと、「あ〜、地元民もそういう人多いみたいですよ~。人気が出てやっと魅力に気づくみたいな。」と言われてしまいました。悔しい。本当に不甲斐ない。申し訳ない。地味な動物だなんて思っていてごめんなさい。もっと早く気づきたかった、ウォンバットがこんなに可愛いなんて。こんなに身近にNEW WORLDがあったなんて。

 

ウォンバットに会いに来てね!

そんな感じではちゃめちゃに可愛いわが町のアイドル・ウォンバット。今回はワインさんメインのご紹介になってしまいましたが、他の3匹も個性があって本当に可愛いんです。五月山動物園では24時間(!)ウォンバットが見れる「ウォンバットてれび」なるコンテンツを設置してくれています。お仕事やお勉強に疲れたとき、日本のどこにいてもウォンバットに癒されることができます。もしこのブログを読んで興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非覗いてみてください。私もたまに見ています。そして、もし五月山動物園にウォンバットを見に行く時は、夕方頃が狙い目のようです。ウォンバットたち、お昼寝するので(可愛い)。しかも驚くべきことに、無料なんですよ!こんな可愛い生き物が見られるのに無料!?大丈夫なの!?!?!?そして、弊社が制作した刺繍Tシャツも動物園前の売店で売ってます。ちょっとこないだ見に行ったら在庫少なかったから売り切れてるかも!わかんない!すいません。

五月山動物園はこちら

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。ウォンバットに興味を持ってくれた方はどれぐらいいるでしょうか。弊ブランド「honok」でも、近々ウォンバットモチーフのアクセサリーやキーホルダーを発売予定です。ぜひのぞいてみてね(宣伝)

 

さて、ぽっぽアドベント2023、明日はみなみさんです!一昨年はアンジュルムについて熱いブログを書いておられました。恥ずかしながらそれまでアンジュルムを存じ上げておらず、こんな素敵なアイドルグループがいたんだ!と初めて知りました。今回はどんなNEW WORLDを紹介してくれるんでしょうか。

最後に、私が撮影したワインさんをご覧ください。

あちらを向いているワインさん

ああ〜〜〜〜〜!全然可愛さが伝わらない!ぴーすけ。さん転載許可ありがとうございました!